「ドアの向こう側」
幼稚園児探偵シンちゃんシリーズ三作目の短篇集。
探偵役が幼児である事が充分活かされているとは思いませんが
この作者の作品群の中では読みやすい方だと思う。
もう少し幼児ならではの展開があればいいんだけどなぁ…。
シンちゃんは幼児じゃなくて小さな人間なんだもん(謎)
『』内の台詞をどう読めばいいかが私の中で確立されていないから
余計にシンちゃんが中途半端な存在に見えるのかもしれない。
# 個人的にハードボイルドが好きじゃないしさ(笑)
園児探偵という設定を重視せず読むなら、多少唐突な部分もあるけど解りやすいミステリ。
ただ一作目の"B型の女"はタイトルだけでウンザリ。血液型で性格云々いう話は萎える。