SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2006年07月23日

  ■殺人の門(東野圭吾)

殺意を抱いた人間が全て「殺人の門」をくぐれるわけではない。

主人公の生い立ちが長々と綴られていて、
そこに「主人公の人生を巧みに操って不幸に陥れている人物」が絡んでくる話。
主人公が「甘い」と言えばソレまでだと思う(苦笑)←ハッキリ言って主人公は学習能力なさすぎ。
テーマは「殺意を抱く」と「実際に殺人を犯す」の間にあるモノは一体何か?ということだと思うんだけど
「何かがぷつんと切れてしまうきっかけ」なんて人それぞれじゃないかと思いますね。

悪意があって人を陥れようとする人間と
悪意があるのではなくただ自分のことしか考えていないので結果的に他人を陥れてしまう人間
主人公の周囲にこの手の人間が沢山出てきて読んでてむかつきます。
周囲にもむかつくけど対処の下手くそな主人公にむかつきます。
この主人公は不幸な人生を歩んでいて、環境にも気の毒な部分は多々あるけれど
やはり本人の責任が一番大きいと思う。
不幸を他人のせいにしてるうちはシアワセにはなれないやね。


コメント

>環境にも気の毒な部分は多々あるけれど
>やはり本人の責任が一番大きいと思う。
>不幸を他人のせいにしてるうちはシアワセにはなれないやね

深く、同意っ!(笑)
アタシは、やっぱり最後は自分なんだろうと思うので他人のせいにして
自分を省みないのでは、いつまでたっても成長がないだろうし、変革できないなぁと思う。
いっつも自分でそう思いつつ、なかなか変われない(←アカンやん、笑)

Posted by: 蒼ノ心 : 2006年07月25日 11:43

なんか同時期に似たようなこと書いてましたよね(笑)
蒼さんの方は「愚痴を言ってるうちは自分を正当化してる」って話でしたが。

> いっつも自分でそう思いつつ、なかなか変われない(←アカンやん、笑)

簡単に変われないから人間ですやん。
無自覚でないというのが重要だと思います。
ま、これは自己正当化な弁でもありますが(笑)
お互い少しずつ進んでいきましょうよ。

Posted by: SHINO : 2006年07月25日 23:55