「安楽椅子探偵アーチー」シリーズ短篇4作。本格ミステリ。
所謂安楽椅子探偵というのは
「実際に現場に行ったり調査したりという行動はせず、話を聞いただけで謎を解く探偵」
ですが、この本の探偵アーチーは本物の安楽椅子です。
それだけでもうファンタジーな世界ですが主人公でアーチーの持ち主である小学5年生の衛との会話は
祖父と孫という雰囲気でイイ感じです。
謎解き部分も安楽椅子探偵物にありがちな多少強引な展開もありますが一応本格。
アーチーの過去(の持ち主の境遇)が結構ハードですが読後感もヨシ。
元々同じ作者のバルーン・タウンシリーズに興味があったんだけど
シリーズ3冊一気に買うのはちょっと躊躇うし、でもシリーズモノ1冊だけ買うのもイヤだし(←悪癖)
というので取り敢えず最新刊のアーチーを買ってみました。
わりと読みやすかったので機会があればバルーンシリーズも読もうと思います。