SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2005年02月09日

  ■夢幻巡礼(西澤保彦)

夢幻巡礼」チョーモンインシリーズ番外編。
これは多分シリーズ本編で出てくる予定の敵のルーツの話(←ATOKに「の」が連続!って怒られたw)

快楽殺人者の独白で終始します。
でもメインの事件はその殺人者以外の犯人がいるのでラスト近くでその事件の全貌が明らかになる形。
語り部が異常者というだけで一般的なミステリですね。
チョーモンインシリーズはエスパーが普通に存在するので一般的とはちょっと違うかもですが(苦笑)

母子癒着がテーマの結構暗めの話でした。
歪んだ親子関係、そして当事者は無自覚。
息子を快楽殺人者にしてしまう程なのは特殊だとしても、
歪んだ親子関係自体は結構ある話なんじゃないのかなーと思いました。
んーっと、息子の事が可愛くて仕方ないのに嫁いびりしちゃうお姑さんとか(笑)
自分の母親に妻が責められてるのに母親の味方しちゃう夫とか。
どう考えても異常なのにきっと本人は異常だっていう自覚ないよね。
無自覚ってのが怖い。悪意のなさが怖い。

溺愛だけが癒着を生むのではなくて、何気ない言動が子供に多大な影響を与えると思うと
簡単に親の思想に縛られた子供が出来上がってしまうわけで、表面には現れない癒着が生まれてる。
子供を育てていく事ってのは難しい作業ですね。(何を今更w)


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