SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2003年08月10日

  ■沙羅は和子の名を呼ぶ(加納朋子)

沙羅は和子の名を呼ぶ』初版(文庫)が去年の9月だよ^^;
もう1年も未読積み重ねたままの状態だということね…。
夕方から読み始めたのでまだ短篇10作のうち3作しか読んでませんが…
#表題作読んでないし^^;
この人の作品は読後いつももの悲しくなる気がする。
言葉の使い方がキレイで、詩的な文章をさらりと書いてある。
そして内容がもの悲しい。全体的に黄昏のイメージ(私的には)
何がそう思わせるのかは自分でも解らないけど読んだらちょっと泣いてしまう。
今回も泣いてしまった。何故かなぁ?
読んだ3編のうちで気に入ったフレーズは
『長い年月はたくさんのことを忘れさせる。
忘却とは無体な暴力ではなく、穏やかな慈悲だ』
なんかこれだけでもの悲しい…


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