SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2001年03月20日

  ■児童虐待

児童虐待 TVで児童虐待の特集番組を観ました。
「家に生活費を入れず暴力を振るう夫に耐えきれず離婚。
二人の子供の親権は取られてしまったけれど、
子供には優しい父親だったので”立派に育てる”という言葉を信じて家を出た妻…。
ある日、子供の通う小学校から電話がかかってくる。
給食費の滞納を緊急連絡先である母親の元に知らせる電話。
そこで初めて、母親は子供たちが父親の”育児放棄”という虐待に遭っている事を知る。
毎日汚れた服・裸足で通学。週に1度しかお風呂に入れてもらえないらしく、
”臭い”と同級生に虐められる。学用品も揃っていない。給食で使うのは汚れた割り箸。
家では真冬でもストーブ一つない部屋で夕飯は子供二人だけで菓子パン…。
そんな子供たちの世話を母親はしたくても出来ない現実。
(子供を連れ出せば誘拐、家に入れば住居不法侵入になる)
相談しても何もしてくれない児童相談所…」という様な内容でした。
母親は学校宛に学用品を送ったんですが、それに対して下の娘さんが ”ママありがとう。ホチキスがなかったので嬉しいです。大切にします”
という内容の手紙を書いてて、観てた私は泣いてしまったんですけど、その母親は「泣きそうになるけど泣きません。子供たちを助けるために強い母になります」とコメントしてました。
裁判所が早くあの子供たちを助けてくれます様に…。
 児童相談所が、この状況を「軽い虐待」と取り合えなかったのは、人手不足のせいと、こんな状況でも「軽い」といえてしまうくらい酷い、命に関わるような虐待を受けている子供が沢山いるからだそうです。
そんな状況と比較すれば確かに「軽い」と言わざるを得ないのかもしれませんが、これを「軽い」と言って放置しておいて良いとは思えません。
 先日も2歳の子供が母親と兄たちに虐待されたあげく亡くなり、半年以上もク-ラーボックスの中に押し込められベランダに放置されていた、というニュースがあったばかりです。
保育所から児童相談所に「虐待されているらしい」と連絡されていた子供も父親に蹴り殺されてしまいました。
 あと100人くらいの子供たちが殺されなければ、何も変わらないのでしょうか…。
 こんな番組を観て、泣いてても、腹を立てても世の中は何も変わらないのはわかっているけれど…。
無力な自分をとても情けないと思いつつこんな文を書いています。

 世の中には悲しいニュースが溢れていて、そしていつも何も出来ない自分に憤る。こんな風に愚痴る自分も情けなくて、悔しいですね。
生きるって悔しい事の連続だ…。と思うのは、私が情けないヤツだからなんでしょうねぇ…sigh
 こういうのって何書いてもキレイ事になってしまう気がするけど。


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