S2G HOME≫masatsu file ≫Photo≫真撮画廊 ~ 嵐山
光明寺紅葉撮影会の丁度一年前、2000 年 11 月 23 日、この日が我が家で初めてデジカメを買った日だ。今回はその三日後の 2000 年 11 月 26 日に嵐山で撮影した写真を掲載する。 ・デジカメを買った日2000 年 11 月 23 日、その日は私が所属する PSION のユーザグループ KanPsi-UG の第一回総会が行われる日だった。夕方の総会に先立ち、日本橋で集まることになっていた。総会の二、三日前、突然 SHINO に「日本橋に行くならデジカメを買ってきて」と言われた。年賀状用のイラストの下絵をデジカメに撮って PC へ移そうという魂胆だ。確かにスキャナを買うよりデジカメの方が用途が多そうだ。この日からマクロモードに強いデジカメを中心に機種選定が始まった。当時の私は、デジカメを買うなら DSC-SX550/560 と思っていたが、この機種はそんなにマクロに強くない。色々な機種の中から選ばれたのは、リコーの"イメージキャプチャー" RDC-7s だった。オペラグラスタイプの少々奇抜なボディだが、それがまたマニアックに見えて私は気に入っていた。かくて当日 RDC-7s を目指して電気街へ向かった。 ・思わぬ伏兵集合の前に電気街をうろついていると、RDC-7s の発表により一つ前の機種である RDC-7 が安く売られていることに気づいた。機能的には大差が無く、どちらにしようか迷っていたら、偶々 KanPsi-UG の酋長が RDC-7 を持っていて、本体を見せてもらったり、色々お話聞いて、RDC-7 を買うことを決心した。どうせ買うなら珍しい方、ということで限定カラーのブラックの方を入手した。PC との接続キットもおまけで付けてくれたので、RDC-7s を買うより二万円近く安く買えた。 ・嵐山ハイキング11 月 26 日は会社行事の嵐山ハイキングが行われた。その際に RDC-7 を持っていった。試し撮りは何枚かしたが、実質この日がデビュー戦である。カメラ自身の使い方や撮影のこつなどもよく分からないまま、適当に撮ったのが今回の写真である。また、後の「今日の猫」の第一作となる写真を撮ったのもこの嵐山ハイキングだ。さらに、直接関係は無いが、この日は望珂を買うことになったきっかけの日でもある。 ・RDC-7 破損この後、RDC-7 は望珂の撮影や「今日の猫」の撮影に大活躍することになる。しかし、2001 年 10 月 1 日、仕事で出張した際に、RDC-7 を破損してしまった。あの頑強で通常のカメラよりも壊れにくいスタイルをしている RDC-7 をどこで破損したかは全く覚えが無かったが、液晶モニタが割れ、オートフォーカスが効かなくなっていた…。さらにショッキングな事に保証書を紛失していたので、保証期間中にも関わらず修理もできなかった。保証書があっても無償で直してくれたかどうかは怪しいほどの重症だったのが、せめてもの慰めだろう。「今日の猫」にデジカメは必需品なので代替機の購入は許されたが、3メガピクセル、光学三倍ズーム、大きくて綺麗さらに二軸構造の液晶モニタ、音声はもちろん動画も撮れる、少々重いが薄型で携帯しやすいボディ、の RDC-7 と比べるとどの機種も見劣りして見えた。RDC-7 は決してヒットしたとは言えないが、隠れた名機である。破損してからそのありがたみが身にしみて分かった。 撮影日:2000.11.26 |