このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います) 商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。
みんぽす

本当はあと二回の予定でしたが、端折って一回でまとめます(爆)。

使い勝手も含めてポメラの示した可能性について独断と偏見で書いていこうと思います。
尚、私はみんぽす様からお借りしているサンプル版を使っているので、製品版とは一部異なる部分があるかもしれないことを申し添えておきます。

まず、以前にも書きましたが、キーボードは必要にして十分です。私がミニノート好きで小さなキーボードには慣れているせいかもしれませんが、それを差し引いても打ち易いキーボードだと思います。

ただ、それに付随する部分でちょっと煮詰めが甘い部分も散見されるようにも感じます。

まずは、キーボードと並んで文章入力のキモとなる日本語変換ソフトですが、これは「拘りの」ATOKが搭載されています。ですが、最初のレビューでも書きましたが「特化」を変換してくれませんでした。「とっか」の変換候補は「特価」と「徳化」後はひらがな、カタカナ、アルファベットでした。単に私の見識が狭いだけかもしれませんが「徳化」なんて言葉を私は今まで使ったことはありません。「特化」は結構使ってます。これを変換で呼び出すには単語登録しないといけません。例えば「後継機」も一発では変換してくれなかったのですが「後継」と「機」に分けて変換したところ、次回からは変換候補に「後継機」が現れるようになりました。しかし、「とっか」の場合、どこで切っても「特化」にはなってくれません。こんな調子で単語登録していては上限の100個なんてすぐに達してしまいます。ここは変換語彙数を更に増すか、ユーザ辞書の登録可能数をもっと増やすかのどちらかは対応して欲しいところです。

あとキーアサインを設定で変えられないのも拘り派には痛いところでしょう。私も使うパソコンは全て「無変換」をIME ON/OFF に変えているので変更出来ないのは残念でした。

この様に、キーボードやATOK等、ポメラは良い素材を持っているのにイマイチ活かしきれてない感じがしました。本体容量の問題等で制限があるのでしょうけど、ここまで「テキスト編集」に拘っているのですから、もう少し突っ込んで欲しかったところです。

続いて携帯性というか取り回しというか、その辺り。畳んだ状態で携帯性は十分及第点です。ですが、展開するとちょっと嵩張ります。そのおかげでキーピッチの広いキーボードが手に入ったのですが、その分場所が必要だという側面もあります。展開した状態で必要な面積はミニノートと大差ないので、使える状況が意外と限られます。

ポメラの使用用途として一番に思い浮かぶのは、会議の議事録メモでしょうか。会議室とかある程度場所が確保されている場所だとポメラは問題なく使えます。私が主に使っていたお昼休みの食堂でもまあ大丈夫です。

電車の中はどうでしょう。実際に使ってみたことはあります。あまり混雑していない状況だと膝の上において使えます。そのままだとちょっと低いので鞄を置いて底上げしました。十分入力できました。

では、立った状況ではどうでしょうか。ポメラは片手打ちが出来るのか。答えとしては「出来る」でしょう。これも実際に試してみました。ただ、快適に打てるかというと疑問符がつきます。

One Hand Pomera
片手でポメラ。入力は出来るが快適とは言えない。

今までにも書いてきましたが、ポメラはその機能を絞った割り切り故に、ユーザを選ぶデバイスだと思います

多機能を望む人は、単機能のポメラには手を出さないでしょう。

テキスト編集機能を望んでポメラに目を付けた人も、メモ用途なのか、長文編集用途なのかで評価が分かれるかもしれません。

起動から二秒で入力できるのがポメラの売りですが、サッと取り出してサッと書きたい人には展開の動作をストレスに感じるのではないでしょうか。

現時点でのポメラは非常に優秀なテキスト編集デバイスだと思いますが、使う人がポメラの機能と自分の用途をしっかり把握した上で使えば、という注釈が付くでしょう。そしてこれはポメラの後継機が出ても変わらないと思います。展開式のキーボードなんかはポメラをポメラたらしめている重要な部分だと思うので、後継機が出たとしてもそこは残すでしょう。逆に無くなってたらもはやポメラとは呼べないと思います。ということは展開することによる打ち易いキーボードの恩恵と場所と一手間が要求されるという部分は変わらないわけで、ポメラがユーザを選ぶデバイスだというのは変わらないと思います。

ポメラはユーザを選ぶデバイス、だからダメ、とか未来が無いとかは全然思いません。逆にニーズと合致したユーザにとっては非常に強力なツールになるでしょうし、単機能は単機能なりに工夫次第で色々な使い方が出来ると思います。

ポメラは確かに単機能ですが、書いたテキストは保存できるので、紙の手帳と同様の情報は保存できます。例えば誕生年の西暦、和暦、干支が分かる表とか、度量衡変換表とか、手帳の最後についてるような便利情報はテキストにして保存しておけばいつでも見られます。住所録も然り。時刻表も然り。予定表は少し厳しいかもしれませんがToDoリスト的な役割なら十分果たせるでしょう。同じデジタル機器でも、PDAやスマートフォンに比べると便利度は落ちるかもしれませんが、使い方次第で十分にPDA、Personal Digital Assistants として使える可能性を秘めていると思います。

その可能性の一端を示してくれたのが、こちらの「ポメラで遊べるゲームシリーズ」でしょう。最初にこの中のリバーシの存在を知ったときは本当にポメラでゲームが出来るんだと思ってました(爆)。このシリーズは実際にゲームができるわけではありませんが、十分に楽しませてくれますし、テキストだけのポメラでここまでできるという可能性を見せてくれた素晴らしい存在だと思います。

Pomera de Game
リバーシ

Pomera de Game
マインドサーチ

Pomera de Game
付箋文アドベンチャー

大胆な割り切りで、使う人を選ぶかもしれないポメラ。その割り切り故に、ちょっと足りない部分を感じるかもしれないポメラ。でもその素性の良さと可能性を十分に感じさせてくれる存在感はあります。この今までにありそうでなかったデバイスは、我々ユーザの「知恵と勇気」を試しているのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください